>>257
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Starlink DTCの低軌道化の理由としては、通信しやすさ、低遅延化、光害対策、デブリ対策などが上げられることが多いようですが、実際のところどうなのか? 考えてみましょう

1. 低遅延化について、単純に低軌道化で通信距離が短くなれば遅延が少なくなるのは事実です。ところがKDDIの説明によると高度340kmのDTC衛星から550kmの一般のStarlink衛星をレーザー通信で経由して衛星地上局に繋がる仕組みになっています。
https://i.imgur.com/BQjHCSW.jpeg

これは高度を下げたことで衛星から地上の視野が狭くなるためスマホ側のサービスエリアが狭くなるのと同様に、衛星地上局とのフィーダーリンクも届き難くなるので中継が必要になる為です。衛星地上局は干渉対策が厳重なのであちこち容易には増やせないのが現実です。この場合、通信距離は2つの衛星の位置関係によって変化しますが、概ね短くなってるとは言えなさそうです。また一基当たりの視野が狭くなったことでスマホ-衛星間、衛星-衛星間のそれぞれでハンドオーバーの切断-接続の頻度が増すことで通信の安定性の悪化や新たな遅延の要因になります。以上のことから低軌道化による低遅延化は、あまり効果がないと言えそうです。そもそもメッセージ送信にも秒単位の遅延があるサービスでミリ秒の差を語ること自体が不自然です。