ロッシーニ 歌劇「陸の魚」

昔々の東アジアが舞台の作品。
日本国は各国が集まって4年に一度行われる体育大会の開催地として名乗りをあげ、
宮様と太政大臣率いる使節団が最終選考が行われるインカ帝国へ出発した。
これを快く思わない新羅国は、日本の大地震で起こった事故の不始末による国内の
不安を利用して、日本からの魚の輸入に制限を課すと発表し、これによって間接的に
日本の印象を悪化させ日本開催へ打撃を加えようとした。
新羅からの連絡を受け取った菅右大臣が書状を読んでみると、魚の輸入を禁止する
国のリストがあり陸奥の国から始まって最後に上野下野の名があった。これはおかしな
ことと思い各々の国司に訪ねると、どちらも海はなく湖沼河川の魚も国内にしか
商っておりませんと言う。
考えれば考えるほどわけがわからず混乱してしまう右大臣と両国司であったが、一方
新羅の国でも騒いだために国内の魚も売れなくなり混乱に陥る。
アリアよりも重唱に力作が多く、登場人物の混乱がいきいきと描かれている。