>>315
1970年代のパリ。シュワルツコップは確かお別れコンサートだったと思う。
それはそれは上品な貴婦人でした。残念ながら歌はだめでした。声が全く出ていなかったのです。
その点、ニルソンの声は、ほんと、良く言われているように強靱でした。彼女はオケの大音量も彼女の一声で凌駕していました
:"あんたがそんなにも出すのなら、私はもっと出す”とでも言っているように、ベーム指揮の神々の黄昏のフィナーレを歌ってました。
ニルソンはコンサートのほか、オペラはエレクトラを見ることが出来ました。そのときの母親役が確かヴァルナイでした。
以下の話は実際に経験したのではありませんが、こういういたずらがあったそうです
ジークフリートに目覚めさせられるブリュンヒルデの場面ですが、ジークフリート役のウィントガッセンがブリュンヒルデの
甲や盾などを取ったとき、ニルソンの胸には,"don't disturb"(起こさないで)と書かれていたそうです。
ホテルで客が朝起こされたくないときに、ドアノブなどによく見られる文面です。
この話なども、彼女の庶民性をよく表していると思います。シュワルツコップとは全く違っています。