朝日の荘村氏の連載、期待以上におもしろい。
今日のタイトルは、「巨匠イエペス 脱力の極意」

***
 ある日レッスンに行くと、机の上に海辺で拾ってきたらしいちっちゃな貝殻が30個くらい置いてあるんです。
「これ何ですか」と聞いたら「難しいパッセージを練習する時に使うんだよ」と。
 貝殻を少し遠いところに置いておき、課題のパッセージを1回弾いたら、ひとつつまんで手前に置く。
もう1回弾いたら、さらにもうひとつ。これをひたすら繰り返す。
同じパッセージばかりやみくもに練習すると、どうしてもむきになり、力が入ってしまうから。
弦から指を離し、貝殻をつまみ、別の場所に移して力を抜き、いちいち身体をゼロの状態に戻すことが大切だと言うんです。
***

貝殻というところが実にpoeticだ。