もう1箇所

*耳を鍛える*

 母国語のように自然な抑揚で演奏するには、その様式の魂にたどりつくまでひたすら聴き込まなければならない。
その域に達するには、日ごろから録音を聴き込み、生の演奏に触れることだ。
いろいろな曲を聴くだけでなく、同じ曲をさまざまな演奏家による違った解釈で聴いてみよう。
だが、自分の楽器の曲だけ聴いていればいいというものではない。
バッハが好きなら、自分が演奏するのが弦楽器でも、バッハの声楽曲も少し聴いてみるといい。
その作曲家の音楽全体に視野を広げよう。
p.107

「その様式の魂にたどりつくまでひたすら聴き込む」という表現が何故か心に沁みたので書き抜きました。