つまりA線(全音上の)Hは弦を(ナットから見て)1:8に分割して指を押さえて得られる音である。この位置で理論上は9倍音のフラジオレットが得られるはずであるが、この位置では鳴りにくい。逆にナットから見て8:1の位置、指板の端よりさらに駒側になるが、この位置でA線の9倍音のHのフラジオレットを鳴らすことが可能である。
その前後に8倍音(7:1)と10倍音(9:1)の位置があり、先ほどの9倍音を含め順にA-H-Cisのフラジオレットを鳴らすことができる。
これにより純正律の大全音と小全音を理論的に正確に得、実際に鳴らす事が出来る訳である。

続く