佐藤俊介、スーアン・チャイ、ベートーヴェンヴァイオリンソナタ全曲@浜離宮、10/9・10
2日で10曲聴きとおし、10番の最後、この刺激的で幸せな時間も終わってしまうのかと感慨にとらわれ。
曲ごとに出来の程度の差はあったが、ベートーヴェンって自由だったんだと再認識するほんとうに素晴らしい旅だった。

フレージングもアクセントも伸縮も自由奔放変幻自在で、装飾音とかまったく受け付けない人いても不思議じゃないかもと思ったが、
パガニーニがベートーヴェンを弾いたらこんな感じだったりしてなどとも思いながら聞き惚れてた。
佐藤主導でなくスーアンチャイとがっしり組み合った時の感興は比類ないレベル、特に10日夜第3部の7,8,10番は抜群
クロイツェルも1楽章の再現部以降すばらしすぎた。
しかしガット弦でここまで輝かしくもしっとりも弾けるかと驚き。重力のまま弓をすーと下に滑らせたかのような時の音の美しさ
スーアンチャイの1830年製ローゼンベルガーも鳴るところはしっかり鳴り、低音のトレモロは心のざわめきが聴こえるような色が魅力的