荒れ狂ったハイドンだ。鋭い抉りの利いた冒頭から見事だ。
実に寂寥感に溢れたスケルツォも実にすばらしい。
思いをこめて歌われるクレッシェンドも息をのむばかりで,
ここでステインは,自己の感情を赤裸々に爆発させている。
しかも表現が異常なほどの魂の告白なのだ。
特にすばらしいのはスケルツォで,これはまさに激しさの極みだ。
まるで別の音楽のように厳しい精神性を感じさせる名演である。