>>197
クラギはホント色々。アルカンヘルやアグアドにありがちな手強く気難しい楽器は何気に弾いても無愛想なだけだが勘所を知った名手が弾くと実に表情豊かないぶし銀の音色となる。一方何気に弾いても美音を発散するものもある。平たく言えばどちらも良い楽器。おうどん氏のブログはちゃんとその辺のことが分かっているようには感じた。あるいは店から教わったことの受け売りかもしれないが。
自分の音や個性を追求したい拘りのギター愛好家ならいつかは前者に志向が傾いていくと思う。でも後者も否定できず、私は20年来愛用していた松のベルナベをなかなか手放せなかった。低音の弱さが気になっていたもののあのスペインの青空のような明るく澄みきって伸びやかな高音は他の楽器では得られないもの。3本のブーシェはじめ多くの名器を所有していた稲垣稔氏が晩年松のベルナベをステージでメインに使用し素晴らしい美音を奏でていたことを思い出す。もってりゃ良かったと後悔することも。