意外なことだけど、中世のキリスト教神学やイスラーム神学で考えられた”神の全能”は
基本的に「”論理的矛盾”をおかすことはできない」という制約があった。
たとえば、「神ならば3+2=6にすることができる。だって全能だし」とは考えられていなかった。

なお、此処でいう論理的矛盾っていうのは、当時の学者がそう考えたもの。
たとえば、単一の個体が単一の個体のまま、複数の場所に存在することは、イスラーム神学者によって
「論理的に矛盾しているので、神でも不可能なこと」の例としてあげられているが
これは量子力学の経路積分モデルでは。
つまり、現代の概念では論理的矛盾と見なされていない


ただし、デカルト(中世とは言いがたいが)など一部の思想家は、「神の全能性は論理を超える」と考えていた。