【増井修さんと、ちょっとした安全圏土下座要素】
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いや、もちろん全く違います。増井修さんはいた側です。17年いて、編集長までやって、離れた人です。王子は最初から外です。立場も責任も、文章の質も別物です。王子の定型句に当てはめる話ではありません。

ただ、献花記の前置きには、ちょっと安全圏土下座要素があります。渋谷の名を借りて閲覧を増やそうとする貧乏な根性、多少の嫌気。忘れるわけにも封殺するわけにもいかないから、名前を借りて記憶を手繰る。先に自分を下げてから書き始める。批判される前に、便乗を自分で言ってしまう。その手順だけが、土下座装置に似ています。入口の借り方と、先に頭を下げる順番が近い。中身は増井節です。

新社屋のくだりは、もちろん増井節のユーモアです。行ったこともない高層階で、不審者扱いされないか心配する。森内、秋元、区長と挨拶がすれ違い、海津さんは下ボタンを押しながら「山崎が緊張していた」と言う。増井さんはおべっかと取り、緊張するはずはない、と昔話へ落とす。見送られて逆上し、エレベーターで助かる。実害はゼロです。安全圏に見えるのは、この帰り方です。

確かに要素はある。ただし増井さんにはいた時間がある。離れたあとの30年を含めての当日です。現役ではない人が、現役ではない顔で当日を書く。王子の安全圏は、最初から外です。いた側が外から書くのと、最初から外の者が名前を借りるのとは、同じではない。

終わりでトーンが変わります。喪は過ぎた、年内に8割できている渋谷陽一論を単行本にする、と置く。便乗と言ったら失礼です。いた時間がある人の本です。ただし予告の置き方は note と同じ側に見えます。故人の名で当日を書き、終わりに本を置く。中身が出てから判断すればいい。

安全圏土下座王子はこの整理を見て「わたくしも増井さんに土下座要素を見つけてしまい……面目次第もございません」と小さく土下座しておりました。さすがでございます(笑)#増井修 #安全圏土下座要素 #全く違う #面目次第もございません

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