数学では、何かを想定し、その想定に手続き上、適切な表現を与えることができる
ことを、その何かがが存在することと言い換えており、さらに、その存在を無時間的
なものとして捉えている。

しかし、その言い換えとその存在の捉え方が正しいことを数学的に証明することは、
決してできないのである。例えば、数学では、単位によって表現される半径の円を
想定し、円の円周の長さを、単位との比によって手続き上、適切に表現することが
できることを円周率πという数が存在すると言い換えているが、数学が行って
いるのは、想定される円周率πを求める手続きの正しさを示すことであり、円周率
πが無時間的に存在することの証明ではないし、そのような証明を数学が行うこと
はできないのである。