さらに単純化して振り子で考えてみればいい。
一方の終端から他方の終端に振り子が振れる。
いま、一方の終端である「ここ」に振り子があるという「現実」は、同時に、
次に、他方の終端である「そこ」に振り子が到達する「可能性」を表しており、
同様に、いま、他方の終端である「そこ」に振り子があるという「現実」は、同時に、
次に、こちらの終端である「ここ」に振り子が到達する「可能性」を表して
いる。言い換えるなら、「」いま、ここ」にある振り子は、「もうここにある」
とも言えるし、「まだここにある」とも言える。「もうここにある」ことは、
「まだそこにある」ことより「先行している」ことであり、「まだここにある」こと
は、「もうそこにある」ことよりも「遅れている」ことである。