現代社会における市場経済が、互酬関係に見せかけた身分制度になっていないかどうか
問い直してみる必要はあるでしょう。そうであるとした場合、その偽装された身分制度を
賃金などの数量的な調整で解消することは、原理的に不可能であり、そもそもそのような
偽装の解消を自らが真に望んでいるのかどうかが問われなければならなくなるはずである。