脳が劣化していくと、人は新しいジャンルの知識や技術に頭がついていかないので、
それらを否定できる理由を必死になって探し始める。それは出来ない自分を自己正当化
するのが主な目的だろう。

数学が出来ない者は、数学を否定する。
AIや新技術が苦手な者は、それを否定する。

かつて、ソクラテスは当時の技術としては新技術であった文字を使うことを銘記する
力を阻害するものとして、活字を強く批判したらしい。だからソクラテス問答は
パロールだけの対話編になって、プラトンがそれを記述して、後世にその知が
なんとか残されることになった。

新しい知や技術を否定するだけの脳が退化した者は、これと同じ愚を侵している。