人生このままでいいのかと悩んで、日本社会不適合者になりました。


人生に悩んでいた、20代後半。
勤めていた会社で働き続けることに限界を感じたので、辞めた。

「次、決まってるの?」
「いや、海外に行ってきます。」

 そういうと、みな一様にして顔を曇らせ、なんと返すべきか答えを
探しているよだったが、気の利いた答えなんて見つかるはずもなく、
ほぼ100%の確率でこう言われた。

 「そっか、頑張って。」

まさか海外へ行くなんていう、非現実的な回答が返ってくるなんて
想像もしていなかったはずだから、この答えはある意味正解である。
イレギュラーな答えに対する、誰も傷つくことのない返答である。
しかし口先とは裏腹に、その目は憐れみに満ちており、ダメ人間の烙印を
押された気分だった。実際、アラサーで寿退社でもなく無職になるという
ことは、そういうことなのだろう。

でも、それで良かったのだ。辞めたときは不安でどうしようもなく、自分に
言い聞かせたことばだったが、今は心からそう思う。それで良かった。