うーん、
今時「善い」ですか。

人間存在を外部から規定するような「善い」は想定していません。
いわゆる善、絶対規範ですか?

ある人にとって「好ましい」「好ましくない」があるという実存的な話なんですよ。
ベネターの分析的実存主義は。

「ある人にとって好ましいものはその人に対して価値を持つ」そういう万人が認め得るところから
ベネターの記述は出発します。

で、「善いことが無いよりあったほうが良い」と言い得るのは「無いと不充足が起こる」という場合のみなんです。
でなければ人間の実問題にはなり得ない。

生んで善いことを生じさせるかどうかという選択がある場合、
生じさせなくても不充足は生じません。
「生じさせたほうが良い」が成り立たないという事です。

善いことの多寡で不充足が起こるのは生まれてしまって選好主体を与えられた後の
事柄です。