何もない机の上にリンゴがあるとしよう。我々がそこに
リンゴがあると言えるのはリンゴを外側から観察できる
からだ。リンゴの存在を論じることが出来るのは
リンゴでない部分(=空間)があるからだ。このように
全ての事物を認識、論じるにはその事物だけでは不可能で
あり必ず相反する事物が必要だ。そこで存在そのもの
を論じるには非存在を用意しなければならないが
それがどんなものか皆目分からん。人類は永久に
そのヒントすらつかめんだろう。カントはこういう
答えのない問題は考えてはいけないと言って降参している。