で、この「生存中毒」は、普通の人にとっては当たり前のことに過ぎず問題でも何でもないのですがw、反出生主義者にとっては「諸悪の根源」であり「克服の対象」となります。

例えば「薬物中毒」は、自分の意志で克服するのは不可能に近く、患者の意志を無視して力づくで治療しないと克服は難しいそうです。
「生存中毒」も同じことで、「未来のどんな可能な生よりも非存在の方が良い」と頭で考えていても、「死ぬのは怖い生きていたい」という目前の誘惑は強烈で、逆らうことはできません。だから「未来の非存在を選択する」=「死ぬ」=「生まれない」ことは、容易ではありません。
だからこそ、「当人のためになる正しい選択」をするためには、当人の意志を無視した、他人の強制的な治療が必要です。しかもこの治療たるや、薬物中毒のそれのように長く苦しいプロセスを伴うわけでも、効果が不確かで常に再発やリバウンドの危険があるわけでもありません。
治療は一瞬、効果は普遍的で完璧かつ永続的、という、お値打ちお買い得の代物ですw

「反出生主義は、論理的には殺人を奨励する思想になるしかないのでは」とは、こういう意味です。「妊娠中絶」も広義の殺人の一種です。