>>529
空間というのは、感じているものの意味だと考えています。
たとえば目の前にモニターがあって、今、ただの真っ白だとして、
キーボードのDを押し続けるとだんだんと黒くなり、
Rを押し続けるとだんだんと白くなるとします。
そこで白くなるのを「前進」、黒くなるのを「後退」としてイメージすると
それはまんま物理空間のイメージだと思います。
つまり黒くなったり白くなったりするだけで空間がイメージできるわけです。
生物の視覚の獲得は、いきなり複雑な映像が見れるようになったのではなくて
始めは明るい暗い程度だったところからだんだん複雑になったのではないか
と思います。
私は以前ステレオグラムを何枚か貼りましたが、
空間が無いところにも空間を感じることはあります。
また、音や匂いにも強くなったり弱くなったりすることで
移動しなくても近くなったり遠くなったりするイメージは可能です。
つまり視覚や聴覚や臭覚の変化の意味が空間だと考えるわけです。

しかし、だからといって意識の外側に空間が無いということにはなりません。
私も始めは空間が無いということを疑いましたから
一応はその痕跡を探したりはしたものです。
たとえば得てして生物に目がふたつ付いているということは
空間が客観的な要素であることの証拠なのではないか、
しかしよく考えてみるとそれはただその時点で空間という幻想が共有されていた
というだけのことであって、決定的な証拠ではない気がします。
あるいは最近少し気になっているのはストラットンの逆さ眼鏡の実験です。
これは始めは空間の虚構性を示す傍証かと思いましたが
けっこうそうでもない気がします。
ただ、ググっても知りたいことが出てこないので何とも言えません。
いずれにしても529さんも空間の痕跡でお気づきになったことがありましたら
ご指摘いただければと存じます。