ケインズはニーズは絶対的ニーズと相対的ニーズに分けている。
相対的ニーズはヴェブレンのいう顕示的消費のようなもので、
他人よりも優位に立ちたいという欲求から来るもの。
相対ニーズはきりがないけど、絶対的ニーズならば100年後には
達成されるかその目処が立つと主張していた。
1930年の世界恐慌の最中、「我が孫世代の経済可能性」で。
ケインズの言い方だと「経済問題の終焉」。

同じところで労働時間が1日3時間程度になるとも予想していた。
で、ケインズにとってはそれはぞっとするような未来らしい。
人間の生きる目的が失われ、ノイローゼが蔓延するとも。

これは暗にマルクスを批判していることが明らかだと思う。
マルクスは資本論の中で時短を論じていたし、
「能力に応じて必要に応じて」と必要が満たされる共産社会像を提唱していた。
世界恐慌の最中、人々がマルクスに傾倒しつつあったころ。