>>880
マーティンは貨幣の本質は商品のようなモノではなく信用であるという。
マルクスぐらいまでの時代は物々交換が古代人類に普遍的に存在してモノとモノを媒介するモノとしての貨幣が仮定された。

しかし人類学の進展によりそうとも言えない事例がたくさん出てきた。

例えばヤップ島には重さが百キロ近くある石貨が用いられる。
百キロあるので持ち運びされることはあまりない。
モノをやりとりする場合、信用で所有権のみが移転する。
また石貨は遠くの島から切り出すが途中で海に沈んだものもあるというのを信じて、海の底にあるはずの石貨も取引の対象となる。

ここでは石貨というモノではなく石貨の裏付けという信用が取り引きされてる実態がある。

これに似た事例は古代ギリシャやフランスのミシシッピ会社事件はじめ多数の記録が残っている。