>経験される状況に応じて、自ずと「意欲」/"willingness"が退縮したり、「意欲」/"willingness"が増大したりすること自体は、健全な意欲の働きである

自ずと「意欲」/"willingness"が退縮すること自体が「あ(悪)しきこと」なのではない。
それは、動物が冬眠したり、植物が種の状態になったりすることが「あ(悪)しきこと」なのではないのと同じことだ。
しかし、他人が掲げる「禁欲主義的な理想」に誘導されることが、みづからにとって「あ(悪)しきこと」となるのは、それが、いはば、「意欲」/"willingness"を意図的に退縮させて、命が尽きるまで冬眠状態で過ごす、または種の状態に留まりつづけることを「よく生きる」ことの理想であると信じ込ませ、そのように振る舞うことを「意欲する」ように他人を戒めるからである。