この問題を語る上でどうしてもハッキリさせなければならないことがあります。
私も含めてですがどこか体と心を切り離してもいいという抗いがたい思い込みがあります。
私たちはこんなに知的な生き物なんだからきっと魂ってあるんだな、とかね。
もちろん否定できる材料はないんですが、人間は果たして完全なる生き物なのか?
違いますよね。
ただ単に地球で一番頭が良いというだけです。
人間には認識とか知覚できないものが存在するわけですよね。
ということは動物と大して変わらないとも言えます。

反出生主義者の何割かはもちろんそんなことは知っているんでしょうけど果たしてそんなこと一般人が考えますかね?
問題だな、と思うのはそういうオカルト的先入観に無自覚な人達の思考がどうなっているかということです。
ひょっとして来世とかあの世とか生まれ変わりとか楽観的なこと考えてるんじゃないかと。

つまり自分たちの体は単なる乗り物で不滅の魂が次の世界へ自分を連れて行ってくれるんだという甘い期待を持ってるのではないか。
だからこの世ってのは自分の永遠の人生のほんの一部に過ぎないんだと高をくくってしまう危険性があると思います。
心と体ってたしかに全然違うとは思いますけど体無しには心って存在できないはずなんですよ。
そしてもっと言うと心ってのも実はかなり怪しい所があるんですよね。
所詮は動物のてっぺんにいるだけの人間の心って不滅とか永遠とかにはほど遠いと見るのが妥当です。
体のコンディションに大きく左右されてしまうような脆弱な在って無いような不安定なものが体と切り離されて果たして存続できるのか?

ということを哲学素人の私が少し語ってみました。
要するに人間の全体像をできる限り多面的に理解しておかないと未来への選択を大きく間違う恐れがあるってことです。
直接関係する話ではありませんが大事なことだと思ったので心の赴くままに書いてみました。