スレ13に載せた方が分かりやすいか

1. 理論的枠組みのパラドックス

・対象限定の矛盾
反出生主義は「生まれてこないこと」に価値を置き、「既存の存在者の変化」を理論的射程外とする。しかし、この理論を構築・伝達・実践するには「既存の存在者」に依存せざるを得ない。

・自己言及の矛盾
反出生主義者自身が「既存の存在者」であり、その存在や行為は理論の射程外となる。つまり、理論が理論家自身の存在や活動を評価できないという自己言及性の欠如が生じる。

・主体不在の矛盾
反出生主義の最も価値ある状態(生まれてこないこと)には、それを経験・評価する主体が存在しない。価値の帰属先が不在という形而上学的矛盾がある。

2. 実践的適用のパラドックス

・有効手段の理論的無意味化
反出生主義の目的達成に有効な手段(意識改革、中絶推奨など)が理論の射程外となり、理論内では「無意味」と評価される。

・実践の方向性のパラドックス
「何もしないこと」が理論的に最も一貫した行為となるが、それでは理論の普及や影響力拡大ができない。行動すればするほど理論を裏切ることになる。

・理論の自己破壊性
理論の普及に成功すればするほど、理論の核心(射程外設定)が掘り崩され、反出生主義は苦痛削減主義などの他の倫理理論に還元されてしまう。