>>685
論点のすり替えでしょうか?

私の批判の主旨は、
「存在を悪とする倫理的前提と、既存在の価値を前提とする人道的実践との理論的整合性の欠如」にあります。

つまり、動機(苦痛の不可避性)がどれほど精緻であっても、
倫理理論として「存在を否定する反出生主義」と「存在者の福祉を肯定する人道主義」を同時に保持することは、
「価値の前提レベルで非整合」が生じるということです。

反出生主義が「存在=害」という評価に立つ以上、
既存在に対して価値を与える実践(例:人道的ケア、ヴィーガニズムなど)は、
その評価基盤と食い違うため、「苦痛削減主義への還元」か「倫理的一貫性の放棄」のいずれかを避けることはできません。

動機の説明ではこの構造的矛盾は回避できません。