>>525
2.
生物学的欲求と倫理的責任の区別

「繁殖欲」が生物学的な衝動であるという事実に異論はありません。

しかし、人間の営みにおいて、**「生物学的本能」は「倫理的責任」**を免除する理由にはなりません。

例:
「縄張り意識」は本能的な側面を持ちますが、それだけで他人の家を侵略する行為は許されません。

倫理は、自己の強い欲求が他者に与える結果を制御するために存在します。

繁殖欲を優先することが、結果的に他者(子)に避けがたい苦痛と死を課すという事実から、目を逸らすことはできません。