倉津拓也
@columbus20
30分

「福澤諭吉は批評家か?」というテーマは令和人文主義が話題になっている現在
においてたいへんクリティカルで、例えば柄谷行人編『近代日本の批評Ⅲ 明治・大正篇』
には大正教養主義を批判した、以下のようなやりとりがある。


浅田彰 しかし、マジョリティで言えば、阿部次郎の『三太郎の日記』とか、
倉田百三の『出家とその弟子』とかいうのが、ある種「デカンショ」的なイメージを持って広がったわかだから。

三浦雅士 旧制高校生のイメージ。

浅田 「人格」「教養」「文化」というパラダイムね。

三浦 第二次大戦後まで尾を引いていたところがある。

蓮實重彦 いや、それが全部今日まで生き残っちゃった。いま、大学の教師から
「人格主義」と「教養主義」をとりあげたら、大半は喰いっぱぐれますよ。

柄谷行人 あんなのより、福沢諭吉の『学問のすゝめ』のほうがずっと新しい。