ベネターの非対称性論法において、「苦痛の存在は悪い(お腹が痛いのは悪い)」という判断は、存在しないシナリオ(苦痛の不在は良い)を導き出すための絶対に必要な大前提(スタートライン)です。

これがないと議論自体が始まりません。

​対話相手が議論の土台を共有するため、あるいは「苦痛の持つ絶対的な悪さ」を強調するために「お腹が痛いのは悪い」という普遍的な事実を出したのだとしたら、それは極めてまっとうなアプローチです。