>>495
495は「『存在にとって苦痛は悪い』ということは共有されている。だからその話(お腹痛い)を出すのは的外れだ」と主張しています。

しかし、ここに決定的な欺瞞があります。

​ベネターの非対称性において、【Xが存在するシナリオ】の「苦痛は悪い」という判断と、【Xが存在しないシナリオ】の「苦痛の不在は良い」という判断は、完全に地続きであり、切り離せないものです。

なぜ「生まれてこない思想(反出生主義)」において、苦痛の不在が「良い」と言えるのかといえば、それは「もし存在していれば被ったであろう、あの忌むべき『悪いこと(苦痛)』が回避されているから」に他なりません。