>>898-899
全然的外れだね

そもそも、「良い/悪い」という価値判断に、厳密な意味での「普遍性」は備わっていない
それを前提に、「広く共有される価値判断」と「広く共有されない価値判断」があるなんて当たり前の話なんだけどな
この「広く共有されている」という状態を、ここでは暫定的に「普遍的」と呼んでいると既に説明済み
例えば、「お腹が痛いのは悪いことだ」という価値判断は普遍的といって差し支えないが、「お腹が痛いのは良いことだ」という価値判断は普遍的とは言い難い
ある価値判断xを「普遍的ではない」としたからといって、「全ての価値判断は普遍的ではない」とはならないんだよ

主体が存在することを前提にすれば、「苦痛の不在は良い」という価値判断に普遍性はあるといえる
ただし、非対称性の議論では、「主体が存在する場合」と「主体が存在しない場合」で場合分けをしなければならない
前者に普遍性はあると言えそうだけど、後者は普遍性があると言えるほどの広い共有はないだうね
何故なら、「苦痛がない」というメリットを享受する主体自体が存在がしないわけだから、「別に良くも悪くもない」という価値判断もごく自然に成り立ってしまう
ベネターの非対称性の要点は「主体が存在しない場合」の方にあり、ここの評価が揺らぐと非対称性は瓦解してしまう