>>561で言ってる、非対称性モデルに行き着くということがいまいち理解できなかったんですけど、実践的倫理を説明するモデルとして非対称性を採用するという意味なのでしょうか?
もしそうなら、ここには少なくとも二つの疑問があります。
第一に、「子供に危害を加えてはならない」という倫理が、なぜ非対称性でしか説明できないのかが示されていません。例えば、生物学的な性質や共感能力、社会契約、相互扶助、可能性の保護、などでも十分説明できます。非対称性が最善の説明であることは別途論証が必要です。
第二に何度も問題にしている点ですが、「子供に危害を加えてはならない」という倫理は、生を前提にした実践的倫理です。
つまり、この倫理が説明しているのは、存在する人(あるいは存在することが前提となった人)をどう扱うかであって、存在させるべきかどうかではありません。
ここで対象が切り替わっています。
したがって、「子供に危害を加えてはならない」という生命のリアルを説明するモデルから、「だから生まない方が倫理的に良い」へ進むには、もう一段階の論証が必要になるも思うんですが、そこは誰も疑問に思わないんでしょうか?