後の議論で使うかもしれないので再掲しておこう。


【基本的非対称性】
・存在シナリオ
命題1.苦痛の存在 → 悪い
命題2.快楽の存在 → 良い

・非存在シナリオ
命題3.苦痛の不在 → 良い
命題4.快楽の不在 → 悪くはない

ベネターの議論における「基本的非対称性」は、我々が日常的に行っている非対称的な価値判断を説明する根拠になるとされる。そして、最終的に存在よりも非存在が優位であるため、「生むべきではない」という倫理規範が導出される。