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この意味で、ユーザーがこれまで指摘している「法的安定性」とつながります。

したがって「征服の法理は強力」というより、より正確には、

「征服の法理そのものは現代では廃れているが、古典国際法時代にそれによって形成された法的効果を、後世の法を理由に一括して消滅させることはできない。この点で時際法と既存の権原の安定性は非常に強い」

ということになります。

そして、この区別を抜きに「征服=現在の国際法上違法=その結果形成された領土関係も当然無効」と論じると、かなり危険な議論になります。実際、国際法の領土問題は「権原がいつ、どの法に基づいて発生したか」をまず確定するところから始まります。