みいちゃんは石板を持って来いと言われると割ってしまうような柄谷しゃんの探求1のような他者ということなのであろうか。よく考えてみたら、みいちゃんのようなのが主人公の作品じゃないと純文学じゃないというところまで来ているのではあろうが、この手のものはタブーだったということなのであろうか。

大野左紀子@anatatachi_ohno
知的障害のあるみいちゃんは生育環境によって性格や振る舞いに歪みが出た人物で、どんどん酷い目に遭っていく様が「気の毒だ」と「救いがたい」の間で読者を振り回す。つまりみいちゃんとは絶対的な異物としての〈他者〉であり、我々は一体いかにしてそうした〈他者〉と共存し得るのか?を問うている。