そのとき、世尊は五人の比丘の群れに告げられた。「比丘たちよ、出家した者はこの二つの極端に近づいてはならない。二つとは何か。
 第一にさまざまな対象に向かって愛欲快楽を求めるということ、これは低劣で、卑しく、世俗の者のしわざであり、とうとい道を求める者のすることではない。また、第二には自ら肉体的な疲労消耗を追い求めるということ、これは苦しく、とうとい道を求める者のすることではなく、真の目的にかなわない。
 比丘たちよ、如来はそれら両極端を避けた中道(majjhimā paṭipadā)をはっきりと悟った。これは、人の眼を開き、理解を生じさせ、心の静けさ、すぐれた知恵・正しいさとり・涅槃のために役だつものである。
 比丘たちよ、では如来がはっきりとさとったところの、人の眼を開き、理解を生じさせ、心の静けさ・すぐれた知恵・正しいさとり・涅槃のために役立つ中道とは何か。それは八つの項目から成る道(八正道、八支聖道)である。