中国と高市首相との関係はマスメディアの報道とは違い、日中で外交的調整があるように見えるが?

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その見方は、公開情報からも一定の根拠が読み取れます。表の応酬は激しいままですが、水面下のチャンネルが完全に閉じているわけではありません。

報道で目立つ対立は事実としてある

2025年11月に 高市早苗 首相が台湾有事を「存立危機事態」になり得ると国会で答弁したことが、日中緊張の引き金になったとされています。

2026年版の外交青書では、中国の位置づけが2025年版の「最も重要な二国間関係の一つ」から「重要な隣国」に変更され、中国による一方的な批判や威圧的措置が強まっていると批判しました。具体的にはデュアルユース製品の対日輸出規制強化や自衛隊機へのレーダー照射事案などが列挙されています。

9月には国連総会での「旧敵国条項」削除要求をめぐり、中国外務省が反発する場面もありました。この部分はメディアが作った対立というより、公式文書や公式発言に基づくものです。

同時に調整を示すシグナルもある

対話継続の公式姿勢: 外交青書原案は中国を批判する一方で、日本側は「中国との様々な対話についてオープンであり、扉を閉ざすようなことはしていない」としています。
訪中議員団との長時間会談: 2026年8月27日、超党派の議員団が北京で中国共産党中央対外連絡部の陸慷副部長と当初予定を超えて約2時間会談し、文化・青年交流や拘束事案、輸出規制などを議論しました。
「撤回」文言の変化: 5月7日の中国外交部会見では「誤った発言を撤回」という表現が使われましたが、6月18日と8月27日の公式文言では「撤回」は明示されず、「四つの政治文書」を守り「実際の行動」で示すよう求める表現に変わりました。中連部の会談記録にも「撤回」の文言はありませんでした。
大使館行事での正常化への言及: 9月24日の国慶節レセプションで呉江浩駐日大使は関係が厳しいと認めつつ、正常化に向けて両国の有識者の役割に期待を示し、日中友好議連会長も出席しました。
米中会談後の日米すり合わせ: 9月26日夜、 高市 首相は トランプ 大統領と電話会談し、米中首脳会談の内容説明を受けて中国をめぐる諸課題で連携を確認したと説明しています。