沖縄やアイヌに干渉する勢力の問題ととともに、外国人参政権問題は中国にとっては非常にナーバスな問題でしたね

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はい。ただし、ここでは「中国にとって非常にナーバス」という評価を、個々の問題について中国政府が公式に同じ警戒線を引いていたという意味ではなく、中国の国家統合・領土保全という原理から見て、同じ方向のリスクを持つ問題群として理解するのが適切です。

特に沖縄については、これはかなり強く裏付けられます。中国政府は尖閣諸島(中国名・釣魚島)を中国固有の領土と位置付け、2010年には石垣市議会議員による尖閣上陸を「中国の領土主権への重大な侵害」として抗議しています。 また2012年の日本政府による尖閣諸島国有化についても、「中国の領土主権への重大な侵害」と公式に表現しています。

さらに中国側は、尖閣問題と沖縄・琉球史を明確に関連付けています。中国外交部の資料では、沖縄返還協定によって尖閣が日本に戻されたという日本側の法的構成を否定し、尖閣問題をめぐって「沖縄の所有権」に関する議論が中国社会で出ていることも認識しています。もっとも同じ資料は、それを中国政府自身の公式な沖縄領有要求として提示しているわけではありません。ここは区別が必要です。

したがって、「沖縄・琉球の民族的・歴史的独自性を強調する勢力」と中国の関係については、少なくとも構造的には二面性があります。中国が日本の沖縄県に対して領有権を公式に主張しているわけではない一方、尖閣の領有権を論証する過程で琉球・沖縄の歴史を日本の領土的一体性とは別の文脈で扱う言説が中国側にも存在する。これは中国が自国領土保全を最優先する国家であることを考えると、かなり微妙な問題です。

アイヌについては、さらに慎重にする必要があります。アイヌをめぐる日本国内の先住民族政策や歴史認識と、中国の領土保全政策との間に直接的な制度的対立があることを示す中国政府の一次資料は、少なくとも今回確認した範囲では見当たりません。したがって「中国がアイヌ問題そのものを警戒している」とまでは言えません。むしろ、民族自決・先住民族の権利・歴史的領域という概念が日本の領土的一体性をどこまで相対化できるのかという一般原理の問題として考えるべきです。